228: 名無しさん@おーぷん 2018/02/05(月)15:24:49 ID:RB6
個人情報の保護がゆるゆるだった、昔の話。
おばちゃんの昔語りだから長いよ。

私の実家の地元では、お見合いして順調に話が進んだら、
結納・婚約の前に互いの戸籍を、相手には知らせずに確認するのが常識だった。
本人たちがやるんじゃなくて、親たちがやる。
戸籍謄本は、記載されている誰かの名前を騙って、
ハンコがあれば、あっさり出してもらえた。


○ピックアップ記事○

去年の春、妹に高額の副収入があることがタカリ大好きな伯母にバレて、うちに乗り込んできた。妹と伯母の悲鳴が聞こえ、俺がそこで見たものは…

朝起きたら留守電に「今すぐ来て」とだけ入っていた。知らない番号だったので着信拒否 →先月非通知で10件ほど着信があったのだが放っておいたら…

会社で全員車通勤なのでガソリンカードが至急されている。その中に異様に請求額が高いカードがあったので執行役員にチクってみたら…

次男嫁が妊娠したが次男は海外に単身赴任していて、誰の子だと大騒ぎになり…

冬に職場で麦茶を温めていたら、バイトのAさんがやってきて「冬に麦茶を飲むなんて非常識極まりない」「有り得ない!」と大騒ぎ。「この件は課長に報告するから!」

有名人のお連れ様「僕のこと知ってますか?」私「存じ上げておりません」お連れ様「素敵な接客をありがとう、次もまたよろしく」→バイトが終わったあと、先輩らに詰め寄られ…

婚約者「俺に好きな子できたらその時は笑顔で離婚してほしい、 子供がいたら母親のお前が愛情込めて育ててくれ、その時はお金の話なんかしないでほしい」

新人「あー、めまいがー」→突然俺の替えたばかりのグラスにマグカップを叩きつけてきて…

管理人さん「勝手に自転車を停めるのは不法侵入ですよ」不法駐輪親「許可を取ってる!」住人「へ?」→

夫「早期リタイアして田舎住まいする。不安ならお前だけこっちに残って働いて仕送りしてくれていいよ(キリッ」

公園で子供達を遊ばせてたら服がドロドロに。うちのワンボックスで着替えさせてたら、見知らぬ母親と子供が出てきた。

妹「彼氏から『結婚契約書』を渡された」俺「離婚の時の財産分与をどうこうとかってやつか」妹「違う、何かおかしいの」→画像データで送って貰ったら…

女性「新幹線の時間に間に合わないから乗らせてもらいます!」すごい勢いで割り込んできて…

兄が風邪で寝込み、彼女に「伝染るといけないから来ないでね」と連絡した。だが夜にチャイムが鳴り、彼女が来ちゃったか~と思ったら、そこにいたのはバイト先の女性…

うちの旦那は工場勤めなんだけどやたらいじってくるママ友がいる。ママ友「工場勤めなだけあって体力あるわー」「私服通勤なの!工場勤めは毎朝楽ね!」

そこで、本人だけじゃなくて家族も含めて、戸籍に問題があって破談にする時は、そのことは相手には言わずに、仲人を通して
「(相手)様のお宅が立派過ぎて、うちには過ぎた御縁ですので」と言うのが決まり文句、
言われた方の親も「御縁がありませんでした」と引き下がるのがルールだった。
本人たちも深くは突っ込まず、それに従った。

もちろん、本人がまっとうな人なら他のことは気にしない、ということもあった。
例えば本人がよそからもらった養子で、でも本人は知らされてなくて、戸籍に記載はあったが両親がうまく隠し通してきたということで、
相手の家も納得して、一生そのことは言わないでおこうとなって、幸せに結婚したということはあったが、それはまれなケース。

229: 228 2018/02/05(月)15:25:22 ID:RB6
前置きが長くなったけど、私が25歳の時にお見合いをした時もこれで破談になった。
仲人を通して、「うちには過ぎた御縁ですので」の決まり文句を言われて、何事だと戸籍を見てみたら、
父に婚外子がいて、認知していて、ばっちり戸籍に記載されていた。
母も知らなかった。
それまで戸籍を見たことがなかったのかと言われるだろうが、
私が18歳の時に、海外旅行をするのでパスポートを取って、その時取った戸籍には何も問題はなかったのだ。
私が21歳の時に、よその女との間に作った隠し子だった。
父とその女とは長いつき合いで、一度父の子を流産したことがあって、今度こそ生みたいと泣かれて仕方なく……じゃねえよ!

見合い相手の人は「あなたには関係のないことだから、このまま進めたい、結婚したい」と言ってくれたが、
恋愛から始まった仲ならそれもありだろうが、お見合いは条件から入るもの。
条件に合わなくなったら進めていけない、相手の家にも礼を欠く、と私は思った。

230: 229 2018/02/05(月)15:25:55 ID:RB6
破談になった後、両親は離婚した。
母は可哀想だったが、お嬢様育ちの母は「私って可哀想」ばかり言って、自分の実家に逃げて隠れてしまったので、
何もかも嫌になって、私は一人で東京に出た。
それまでは一応、良家の一人娘で、仕事もコネでぬるくやっていたのだが、それが通用しない東京で、ハローワーク通いから始めた。
以後はずっと一人でやっている。

何の神経がわからないのかというと、
見合い相手の戸籍を確かめるという習慣があって、隠し子なんかいたら一発で破談になる、とわかっていたはずなのに、
「(私)も、いよいよ嫁に行くのか……(しんみり)」
「(見合い相手)君とも飲みに行かなきゃな(ウキウキ)」
「(見合い相手)君もまだ若いから、初めは共稼ぎかな?(笑)」
などと、「花嫁の父」ごっこをぬけぬけとやっていた父の神経がわからんのである。


その神経がわからん!その39
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1516987039/




おすすめ記事